せきそうフィットのメリット
歩きやすい
砂利が固定されていない場合は、歩行する際、砂利が沈み歩行がしにくいことがあります。せきそうフィットを使うことで、砂利が固定されているため、歩きやすくなります。
メンテナンスが容易
砂利上を人や車が通過した際に、砂利が波打ったり、剥げたりすることあります。これまでは、トンボなどでの整地が必要でした。せきそうフィットでは、砂利を固定し、砂利が移動しないため、整地が不要となります。また枯れ葉も箒で掃除することができます。
簡単施工
特殊な重機を使用せず、施工することができます。一般の方でも日曜大工の感覚で施工することができます。施工方法は、本ページの下部に記しております。
耐荷重性
耐荷重性が高くなるように、形状を地方独立行政法人の山口県産業技術センターと共同開発をしております。20tトラックが乗っても破損せず、耐荷重試験では20t/0.04㎡を達成しております。詳細は本ページの下部に記しております。
素材の耐年実績
せきそうフィットの素材は再生ポリエステルを使用しています。同素材を用いて作られた他の製品は30年経っても、使用できているとの実績があります。
車椅子も通行可
砂利の上は車椅子、手押し車、自転車など車輪がついているものでの通行は困難となっていました。せきそうフィットを使用することで、車椅子、手押し車、自転車などでの通行がしやすくなります。
透水性
せきそうフィットの下部には穴が空いており、単粒の石を用いるため、水が通る構造になっています。下層路盤が透水性の悪い場合でも、33.5[mm]の厚みを超えないかぎり水溜りはできません。
デザイン
せきそうフィットの構造は長方形とひし形を耐久性の観点から配置しています。また長方形、ひし形を組み合わせて作った構造はデザイン性があるものとなっております。
柔らかい雰囲気
人にもよりますが、天然の砂利を使うことで、自然に近い柔らかい印象になります。また普段の生活では砂利が敷かれている場所を踏む機会は少ないので、気分転換にもなると思います。
環境にやさしい
100%再生プラスチックを使用しております。1度使用したプラスチックになりますが、洗浄、溶解させ再精製しております。限りある地球の資源を有効に活用することで、資源の浪費をせず、地球環境にも貢献することができます。
カスタマイズ性
自分の好きな色、大きさの石を選んで施工することができます。部分的に違う色、大きさにすることで自分で考えたオリジナルの敷面を作成することができます。
部分的にも使用可
部分的にも使用することができます。人が歩く箇所だけなど、使用用途によってどこに使用するかを選ぶことができます。また斜面にも使用することができます。
施工方法
1.設置面の鋤取り
設定仕上げ面より、せきそうフィットの厚み分(3.5cm)の土を除去します。
2.設置面の整地
5センチ角程度の角材等を使用して、設置面をなるべく平坦にします。又、足が沈み込まない程度に転圧します。
3.設置位置確認
製品の位置決め用のラインを荷造りロープ等で設定します。
4.設置
位置決めラインに沿って一列目を設置。連結方法は、はめ込み式で、凹部に凸部を一枚ずつ、確実にはめ込みます。一列目が終わってから、二列目、三列目、と順番に仕上げた方が収まりが良くなります。
5.砂利の選択
せきそうフィット上の36個ある各マスのサイズは内寸法で5cm x 5cmであり、砂利のサイズは2センチ以下でないと、隙間が出来すぎる可能性があります。推奨サイズは1cmとなっており、隙間が少なく、透水性も良好となります。
6.砂利の充填
せきそうフィット一枚当たり摺切り充填時で約12kg(18kg袋入りの2/3)を目安に充填し、角材等を使用して敷きならして完了となります。
耐久性の高さの秘密
耐荷重性の秘密は、県の産業技術センターと共同研究し設計した、せきそうフィットの形状にあります。長方形とひし形の組み合わせをコンピュータシミュレーションによって圧縮に強い配置にし、構造を設計しました。
20トンダンプで玉砂利(黒玉石20mm)を敷き詰めたせきそうフィット上を通過させても破損は見られず、問題がありませんでした。
また圧縮試結果としては、4マス(180mm x 180mm)に対し200KNまでは、表面に疵は残るが構造の変形と割れは確認されませんでした。
施工提案
まだ施工実績はありませんが、こんな使い方ができるのではないかと考えたアイディアを挙げさせて頂き、紹介しております。
太陽光発電の敷面
メガソーラーの敷面には防草効果のある、砂利を敷き詰めることがよくあります。広大な敷地全てにせきそうフィットを敷く必要はありませんが、良く通る所、作業をする所にポイントで敷くことで、作業をしやすくなるのではないかと考えています。
砂利のスロープ
スロープでは坂道のため砂利が移動しやすく、また、車椅子など走行し辛いため、なかなかスロープ
での使用はされていませんでした。せきそうフィットを敷くことで砂利が固定され、坂道でもずれることなく、車椅子も走行できます。
砂利で文字を書く
せきそうフィットは砂利を固定することができます。色の違う砂利を適当な場所に設置して固定することも可能です。大きな面積であれば、文字を書くことも可能だと考えています。